受け取ったときの注意点

小切手を受け取る時に、気を付けなければいけない事柄についてお話します。
振出人も、振り出す時に同じ事柄に注意が必要ですので、
小切手を受け取るその場で、お互いに確認することが重要です。

【小切手要件の確認】
小切手には、必ず書かなければならない事項があります。それを小切手要件と言います。
小切手を受け取る際はこれらのことがきちんと記載されているか確認しましょう。

☆金額☆
金額は、チェックライターで印字してあるか、漢数字を用いて正しく記入されているかみます。


例えば、一度かいた金額を訂正した場合は無効になるので、気をつけましょう。
そして、小切手の額面が予定している入金額と違う場合は、取引先にその理由を必ず尋ねましょう。

☆振出日☆
小切手の振出日は、当日よりも先の日付(例えば集金日の10日後の日付など)でもよく、
このような小切手を先日付小切手と言います。
この場合、どうして先日付小切手なのか理由を聞いて、納得して受け取った場合は、
その日付よりも前に銀行に取り立てに出さないように気をつけましょう。


本来ならばこの振出日も小切手の取引の際、必ず記載しなくてはならない事項ですが、
実際には記入されていなくても、取り立てに出すことができる場合が多いためです。

☆振出人☆
ゴム印などで記名されている場合は、押印が明確にされているか確認しましょう。
かすれて読めない、ブレていて確認出来ないなどということのないように注意しましょう。

☆最初から小切手に印刷されている内容☆
次の項目は、銀行から小切手帳を受け取った時点ですでに印刷されています。
小切手という文句・支払人・支払いを委任するという文句・支払地

【支払呈示期間】
小切手を受け取ったら、その翌日から10日以内に支払人である金融機関に呈示する必要があります。
この10日間のことを「支払呈示期間」と言います。


小切手の持ち込みは自社の口座のある銀行の本支店ならどこでもいいので、
とりあえず入金だけは近くの銀行で済ませてしまうといいでしょう。

【線引き】
事故防止のために、受け取った小切手にはすぐに線引きをしましょう。
小切手は、盗難や紛失の場合でも、それを拾った人などが銀行に持ち込めばすぐに現金にすることが出来ます。


それを防ぐためにも線引きをされていない小切手を受け取った場合は、直ちに表面の右側に2本の平行線を引きましょう。


こうすることによって小切手を一度金融機関に預けなければならなくなるので、盗難等による被害を未然に防ぐことが出来ます。

【小切手の不渡り】
振り出された小切手が、なんらかの理由で入金されないことがあります。
振出人側の資金不足・支払提示期間が過ぎている・形式不備(記載に不備がある場合)などが考えられます。


(最初に振出人と一緒に確認すること、支払提示期間内に金融機関へいくことで防げます。)

【受け取った小切手(流通中のもの)を紛失した場合】
管理には十分な注意が必要ですが、万が一紛失してしまった時は、
*振出人にすぐに連絡して、銀行へ小切手事故届を提出してもらうようお願いします。


*警察に紛失届を提出して、「紛失届出証明書」を発行してもらいます。
*小切手を無効にするため、裁判所で判決(除権判決)の公示催告の申し立てをします。


小切手を受け取ってから、現金に替えるまでの期間の管理には十分に注意が必要です。