手形割引

手形が現金化されて入金されるにはこのように、振出日から90日後、120日後、180日後など、長い期間、手形に記載された支払期日まで待つ必要があります。

企業は、商品を仕入れた時や従業員への給料、 自分で振り出した約束手形の決済など、
色々な経費を現金で支払わなければならない時があります。
資金繰りに圧迫された場合などに、手形制度は役立つ制度です。

【手形割引とは】

手形割引とは、支払期日前の手形を金融機関などに、裏書譲渡することで、
支払期日までの利息相当額を差し引いた額で売却することです。
金融機関に手形割引を依頼することで、支払期日まで待たなくても現金化することが可能となるのです。

なぜ、支払期日の前に換金すると銀行に割引料(利息)を取られてしまうのかというと、
手形の割引が「約束手形を担保」にして「手形に書いてある金額(額面金額)を借り入れる」ことを意味しているからです。
お金を借りる場合と同じように、その利息を払う分、最初に割り引かれた金額が支払われるということです。

☆注意しておきたいこと☆

*手形取引約定書の締結が必要です。
手形割引を行うには、事前に取引金融機関との間で手形取引約定書を締結しておくことが必要です。
担保が必要な場合もあります。

*審査があります。
手形割引は全てに対して認められるわけではなく、その都度審査があります。
通常の融資のように、割引設定枠や個別の審査があることに注意しましょう。

*時間が掛かります。
上記のように手形割引を行うまでには、手形取引約定書の締結や個別の審査を経る必要があります。
手形割引を行う可能性がある場合には、早めに準備を進めておくのが良いでしょう。